きままにバンクーバー生活

バンクーバーでの生活(主に妊娠、出産、子育て)をきままにつづっていきます

外回転術のはなし

こんにちは!

今回は、外回転術(External Cephalic Version)のお話です。

 

33週の検診で逆子だねーとお医者さんに言われ、

34週の検診でまだ逆子だった場合帝王切開の予約を入れるか外回転術を試すか決めようと説明を受けました。

私はそれまで外回転術を知らず、家に帰って日本語で調べてみたら

麻酔を入れて一泊する、思ったより大がかりな処置…

しかし、海外での帝王切開にビビリまくっていた私は、もし自然に直らなかったら試してみようと決意しました。

 

むかえた34週検診。

 

逆子直らず無念

 

お医者さんに帝王切開はなるべく避けたいから外回転術やりますと返答。

詳しくお話を聞いたところ、麻酔入れない方針とのことでちょっとビビる。

分娩では使うのに…

お医者さん曰く、麻酔を使ってしまうとお母さんの感覚が鈍くなるから赤ちゃんに負荷がかかりすぎてしまう恐れがあり危険だからとのことでした。

 

36週と2日の日に外回転術の予約が取れ、当日を待つことになりました。

 

 

●事前のエコー検査

外回転術前日に、処置をしてもらう病院でエコー検査を受けました。

通常だとエコーは妊娠期間中2回しかやらないのでちょっとラッキー?

技師さん2人体制で1時間弱じっくり検査。

ここが胎盤で~赤ちゃんの状態が~とか色々話しながら見てくださったけど、

専門的な話なので私はいまいち理解できず…

最後にモニターをちょっと見せてくれて、赤ちゃんの大きさや髪の毛が生えてることなど教えてもらいました。

(通っている産院では赤ちゃんの大きさ教えてくれない)

しかし、パウンドとオンスで言われたから全然ピンとこなくて即効忘れる。

5パウンドなんとかだったから、多分2500グラムはあるはず…?

帰りにエコー画像を印刷してもらいました!嬉しい!

 

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●施術当日

前日の夜から飲食禁止で臨む当日。

妊娠中死ぬほど喉渇く+後期で食欲やばいので辛い。

 

病院に着いたらガウンに着替えて、尿検査と血液検査。

そして看護師さんから問診を受けるんですが、

英語が…英語が難しい…

本人と家族の既往歴とか妊娠中の体調とか色々聞かれ、ここ最近英語環境から離れてのんべんだらりと生きていた私の脳が英語を拒否する…

ちゃんと勉強しないとマジでやばい。

 処置前から既に撃沈していた私に追い打ちをかけるかのように張り止めの点滴投入。

正直外回転術より点滴入れる方が私はしんどかった。

こんなんで無痛分娩なんてできるのだろうか。

 

点滴が効くまで1時間ほどそのまま待機。

その間担当の先生が来て触診をしたり、エコーや赤ちゃんの心拍を確認したり。

8時に病院に来て、処置が始まったのは9時45分くらいだったかな。

赤ちゃんの位置的に、反時計回りに回していくことになり

赤ちゃんの頭のあたりに先生が手を当ててぐいーっと体重を乗せる。

すごい苦しい。吐きそう。

お腹を思いっきり押されているので息が止まりそうになるけど、看護師さんに息止めないで!と言われなんとか呼吸を続ける。

無意識に腹筋に力が入ってしまう。

先生も全力で押してくれるので息上がってて大変申し訳ない。

腹筋が強いね!!って言われ力抜こうとするも無理。ほんと申し訳ない。

痛みのレベルで言うと、VIO脱毛の初回のIのあたりくらいかな?

うめき声と冷や汗が出るけど、耐えられるくらい。

痛みが絶え間なく続いたらかなり辛いけど、ちょっと動かしたらエコーで確認するために一旦止まるので休憩できる分なんとか大丈夫でした。

個人的には麻酔無くても全然大丈夫だと思う。痛いけど。

赤ちゃんが90度くらい回ったところで一旦休憩。

ここから先はほとんど痛みもなく、クルッと回ってくれて終了!

頑張ったね我が子よ…!あなたずっと寝てたけど…!!

最後にエコーで赤ちゃんの頭が下にあることを確認、

心拍を測る機械を付けて1時間~1時間半ほど、心拍が弱くなったりしないか様子を見ます。

ここでやっとお水が飲めた…

 

処置中動かずじっとしていた赤ちゃんですが、このあたりで目を覚ましたのか

ゴソゴソ動いたりお腹に付いてる機械を蹴ったり元気な様子。よかった。

ほんとに寝てたとしたら、起きたら体勢変わっててびっくりしたのかな?

ていうかすごい動かされてるのに全然起きないってどういうこと…

 

1時間半後に看護師さんが先生を呼んでくれ、心拍が安定しているのでそのまま帰宅となりました。

看護師さん「Now, you eat!」

 

夫が迎えに来てくれるまで、朝夫がお腹空いたら食べなさいって持たせてくれたチョコバーをちみちみ食べる。

心配していた実母と義母にも無事終わったことを報告。

気分的にはお肉とか食べたかったけど、まださすがにちょっと気持ち悪かったので

牛肉ボール入りのフォーを食べて帰りました。

(バンクーバーはベトナム系の移民の人も多いのでフォーが美味しいんですよ)

 

夫も何故か心配し過ぎてお腹壊してたのでちょうどよかったかな!

 

 

●まとめ

というわけで、無事逆子治りました!!やったー!!

ここまできたら下から産みたい。頑張ってくれた先生の為にも。

結果的に帝王切開になってしまったらそれはそれで仕方ないですけどね。

注射でヒーヒー言ってるくらいの外傷によわよわ人間なので…

 

ちなみに、今回の外回転術にかかった費用は検査も含めてすべて無料です。

 

言ってしまえば私のわがままというか、最初から帝王切開にすることもできたのに

妊婦(私)の希望通りのお産にかかる費用も国が負担してくれるっていうのがなんだか嬉しく感じました。

ある程度費用がかかるならトライしていなかったかも知れないし。

子どもと母親を大事にしてくれるカナダという国の方針が。、またひとつ好きになった出来事でした。

 

あとは無事に産むだけだー!!怖いけどがんばるぞー!!

産科を受診するまで

こんにちは!

前回の更新からちょっと間が空いてしまいました…

実は36週まで逆子ちゃんが直らず外回転術を受けてきまして。

その時の様子は後日レポートしたいと思います。

 

さて、今回はちょっと今更ですが妊娠発覚から産科へ通院するまでの流れを書いていきたいと思います。

 

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<<ザックリした流れ>>

妊娠検査薬

ファミリードクターorウォークインクリニックを受診

(最初の血液検査、一回目のエコー検査)

紹介された産科医を受診

(定期健診、各種検査)

出産

というかんじです。


あくまでも私の今回の出産についてのお話なので、自宅出産やミッドサイフを選んだ方はまた違う流れになります。
もし、二人目を産むとしたら他の方法を選択してもいいかもしれないけど、
年齢的にも自宅で産むのはちょっと勇気が要るし、ミッドワイフも私自身がコミュ障の人見知りなので多分余計に気を遣ってしまいそうな気がする…

 

今回私は利用しませんでしたが、日本語のサポートがあるミッドワイフさん。

www.mosmosfamily.com

両親学級なども開催されているそうです!

 


●妊娠検査薬

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こちらは日本と同様ドラッグストアなどで入手できます。
1個15ドルくらいだったかな?
2個入りとか、繰り返し使えるデジタルなやつもありますので用途に合わせてお使いください。
大昔に日本で買った時は、月経予定日過ぎて使うやつが主流だったと記憶していますが、
今回買った時はいわゆるフライング検査できるやつがほとんどでした。日本でも同じなのかな?

 

●ウォークインクリニック
妊娠検査薬で陽性がでたらまず、かかりつけのファミリードクターかウォークインクリニックに電話して受診します。
このブログはカナダに来て日が浅い方向けに書いてますので、ウォークインについて書きますね。
私が受診したのは、イェールタウンにある日本語アシスタント付きのクリニックでした。
初めての妊娠で、普段ほぼ病院行かない人間なので日本語話せる方が居た方が安心かなと思いまして…

 

transmedcanada.com

こちらの提携クリニック→メインランドクリニックから予約が出来ます。
HPも日本語で安心!


妊娠検査薬で陽性が出たことと、最終月経日、保険の種類をお伝えすると、適切なタイミングで予約を入れてくれます。
検診時に日本語の通訳を付けてもらうサービスもあるらしいです(確か100ドルくらい)。
先生がとても優しい女医さんで、私に分かるように丁寧にお話してくださったので特に通訳さんは必要ないかなと思いました。
検診の後、日本語のアシスタントさんがフォローアップの説明書(カナダでの妊娠出産について)やメールをくださったり至れりつくせりでした。
お近くにお住まいの方でウォークインを探している方にはおすすめです!

 

●各種検査
検査については以前のブログ記事をご参照ください~

 

●産科医を受診

産科の初診では、

尿検査

身長・体重測定(身長は初回のみ)

血圧測定

胎児の心拍確認

問診

血液検査の案内

以上でした。

 

問診で、事前に受けていた血液検査の結果鉄分が少なかったから鉄剤を飲むように指導を受けて鉄剤のサンプルを頂いたり、

赤ちゃんがまだ小さくて心拍の確認が難しかったためエコーの機械で見てくれたり、

とても親切で明るい先生に担当して頂くことになりました。

2回目以降の検診も、基本は問診、体重・血圧測定、心拍確認で終了です。

日本の病院みたいに毎回エコーできないのはちょっと寂しいかも…

尿検査の結果、元々膀胱炎気味だったせいもあり抗生物質を一週間分くらい出してもらいました。

膀胱炎治まったからちょっとラッキー!

(この時つわりでそれどころじゃなかったんだけど)

 

12週目で産科の初診を受けて、30週目までは月に一回、

35週目までは月二回、それ以降は週一回のペースで通っています。

 

出産までは産科医の指示に従って検査を受けたりワクチンを接種したりして過ごします。

 

●ワクチンについて

妊娠中に受けたワクチンはT-DAPワクチンとインフルエンザの二種類でした。

T-DAP(百日咳混合ワクチン)は薬局に処方箋を持って行って自費で購入(50ドルくらい)、次の検診の時に産科で打ってもらいます。

検診の前日に購入しておくと当日焦らなくて済むので安心かも。

要冷蔵なので、検診の時まで冷蔵庫で保管しておきます。

わざわざ自分で買わなきゃいけないのちょっと面倒くさいですよね…

なんで産科でストックしてないんだろうか。薬事法的なもので決まりがあるんだろうか。

 

私はいままでインフル罹ったことがなく、ワクチンも打ったことなかったので、

打とうかどうか迷いましたが無料なので受けました。

タダだったら…ね?

確か保険に加入していれば、高齢者・子ども・妊婦は無料なのかな。

万が一罹って重症化すると薬飲めないし、赤ちゃんに何かあったら困りますからね。

こちらは薬局などで受けることができるのですが、

今年はコロナもあってワクチンの在庫が少なめだったらしく予約まで三週間くらいかかりました。

事前に、薬局の片隅で打たれるという情報を聞いてちょっと恥ずかしいなぁと思っていましたが、

私が予約したGranvilleのLondon Drugsでは奥の個室に通されてそこで打ってもらったので大丈夫でした。

(注射苦手なので全力で顔そらしがち&苦悶の表情になる)

 

 

というわけで、次回はドキドキ!外回転術の様子をレポートしていきたいと思います!

痛かったー!!

 

妊娠中の検査いろいろ

こんにちは!
今回は妊娠中に受ける検査についてお話していきます。

 

●血液検査
妊娠中って何かと血とられますよね…
私は小さいころから注射苦手なので毎回ストレスがすごい…
血液検査はLifeLabsという検査機関で受けます。

www.lifelabs.com


ロケーションがたくさんあるので、ご自宅の近くを探してみてください!

 

基本的に予約不要ですが、時間帯によっては15~20分くらい待つので可能であれば予約して行った方がよいです。
(※糖負荷検査は予約必須)


順番が来たら受付に、病院で貰った検査用紙を渡してケアカードの提示(必要があればお支払い)、
名前や生年月日、住所などを口頭で確認して検査に行きます。
パーテーションで仕切られたスペースで座って待っていると担当の技師さんが来るので、
再度名前と生年月日を確認していざ採血!


LifeLabsの技師さんみんな注射専門の人なので採血めっちゃ上手い。


最初に担当してくれた方が中国系の方だったので、さすが針刺す系上手いんだなぁなんて思ってましたが彼に限らず全員上手かった。
私は注射嫌いなので心理的ストレスはすごいありますけど、全然痛くないし一瞬で終わる。ありがたい。
採血終わったらそのまま帰宅してOKです。

 

ちなみに糖負荷検査の時は、受付で甘い水(炭酸じゃないマジでただの砂糖水)を飲みほして1時間後に検査になります。
通常だとラボの中で待てるそうなのですが、
私の時はコロナの影響でラボに長時間居られなかったので一旦帰宅し、1時間後に戻って検査というかんじでした。

 


●尿検査
尿検査もLifeLabsで行います。
血液検査と同じく検査用紙を渡すと尿検査用の容器が貰えるので、ラボ内のお手洗いで採尿します。

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大きめのフィルムケース(平成以降生まれの人は多分知らない)みたいな。


これ99%こぼれるんだけど、こぼさず採れる人いるのかな??


指定された提出場所(大体お手洗いの近くの小さい冷蔵庫)に提出して終わり!

 

 

●エコー検査
カナダでは異常が無い限りエコー検査は初期と中期の二回しかやりません。


少ないよー!もっと見たいよー!


という方はプライベートのクリニックに行けば実費で受けることもできますが、
そこにお金使うくらいならベビー用品買った方が有意義かも…

 

Broadway-city Hall駅の近くのプライベートの検査機関

vanultrasound.com

私は検査当初保険に入っていなかったので、こちらの方が早く予約取れるかもしれないとのことでクリニックにおすすめしてもらったところです。


日本人からするとちょっと寂しいですが…赤ちゃんが順調ならそれでいいのだ!

 

エコー検査の時期はお医者さんから指示されるので、指示があったら検査機関に電話で予約をします。
数週間後の予約になってしまうので、時間に余裕をもって電話しましょうね。

電話って何回しても慣れない…
日本語で電話するのも苦手なのに英語だとハードル爆上げですよ。


電話で最終月経日(最後の生理が始まった日)を聞かれるので、それによって丁度よい時期に予約をいれてくれます。

検査当日はHull bladderで来てね!と言われるので膀胱パンパンにして臨みましょう!

 

 

●エコー検査一回目
一回目はDateing Ultrasoundといいます。
大体10週目前後に行い、赤ちゃんの大きさを計って正確な予定日を算出します。
私は出産予定の総合病院(St Paul's)が家の最寄りの検査機関だったのでそこで受けました。
最初私だけ部屋に案内されてしばらく見た後(技師さんがしっかり見てくれているので私はモニターを見ずおとなしくしてる時間)、技師さんがパートナー呼んでくるねと言って夫も同席することができました。

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ちっちゃい…かわいい…
こんな豆みたいだったんだねぇ(涙


夫もまじえて、今度は技師さんがモニターを見せながら丁寧に説明してくれます。
写真貰えますか?って聞くと、日本のエコー写真みたいな熱感知式?ではなくプリンターから出力したインク式のやつをプリントアウトしてくれるので是非聞いてみてください。
(撮影は不可でした)

 

 

●エコー検査二回目
二回目はDetailed Ultrasoundといい、20週目前後におこないます。
順調にいけばこれが最後のエコー検査になるので、一時間くらい時間をかけて行います。
技師さんは色々見てくださっているのでしょうが、親として一番気になるのはやはり性別です。
遺伝子検査を受けていなければ、このエコー検査が性別を判定する最後のチャンスになります。
なので、お股を上手く隠されていると生まれるまで分からないかも…
私は事前にNIPTを受けていたのでもう知っていましたが、検査前に一応技師さんが「性別ってもう知ってるんだよね?」と確認してくれました。

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一回目に比べてかなり人間になってますね!
頻繁に受けられないからこそ、しばらく見ないうちに成長した我が子を見て感動…


この時機械でグリグリされているのが気になったのか、検査の間中ほぼ1時間赤ちゃんが動きっぱなしで技師さんに「めちゃくちゃbusyな子だね」と言われてしまいました。ちょっと恥ずかしい。
あと、膀胱パンパンなことをすごい誉められて、30分くらい技師さんがしっかり見た後一旦トイレ休憩を入れてくれました。優しい…

 

余談ですが、一回目のエコーが実費で500ドルくらいだったので二回目もそれくらいかなーと思っていたら
まさかの800ドルでショック死するかと思いました。
何度も言いますが、保険の加入はお早めに!!!

 

 

●感想
日本と違って検査のたびに専門機関に足を運ばないといけないのが面倒だなと個人的には思いました。
ちゃんと保険に加入していれば上記の検査は全て無料でできるので文句は言えないけど…
その分最低限の検査になるのはちょっと不安かな?
でも裏を返せば最低限の検査でも何とかなるっちゃ何とかなるということでもあるので、
日本も妊娠出産は保険適用で最低限の処置、お金に余裕がある人は実費でエクストラなサービスを受けられる
ってした方がいいような気もします。

NIPTについて

こんにちは!

今回はバンクーバーで受けたNIPT(新型出生前診断)についてお話していきます。

 

●遺伝子検査の種類は二種類

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バンクーバーの産院で受けられる遺伝子検査はSIPSとNIPTの二種類あります。

保険適用されるSIPSと実費(500ドル前後)で行うNIPTです。

日本だとまだ受ける率が少ない遺伝子検査ですが、

バンクーバーではほとんどの妊婦さんが検査を受けるそうです。

 

通常は保険適用のSIPSを受けて万が一陽性が出れば、より感度の高いNIPTを受けるか

羊水検査などの確定診断を受けるかお医者さんと相談することになります。

ちなみに、陽性反応が出てからNIPTを受けると国からいくらか補助されるらしいです。

 

 

●私の場合

私は産婦人科の初診が12週くらいだったので、初診の時にその他諸々の血液検査と同時にNIPTを受けるように指示されました。

遺伝子検査受けてきてほしいんだけど、検査方法は二種類あって

保険適用の方だと時間かかるし二回血液検査するから(無保険だと)倍費用がかかるので

一回で終わる方にしよう!

という感じの説明でした。

それまでに自分で遺伝子検査について色々調べていて、日本では受けることに対して賛否両論ありまして

受けるかどうかかなり悩んでいたのですが、半ば強制のような感じで受けることになったのである意味よかったのかも…?

もちろん、断固として受けない!と言えば受けないという選択肢もあります。

20代後半で出産した友達(同じく検査時保険加入無し)は受けるか受けないか聞かれたそうなので、

先生によるのか、30歳超えたら推奨するなどガイドラインがあるのか

そのへんは謎です。

 

その後血液検査から1週間ほど経った時、産院からNIPTの結果が出て全項目陰性だったよーという電話がありました。

ついでに赤ちゃんの性別も分かるので、いま聞きたい?と言われましたが勇気が無く

次回の検診時に教えてくださいと返事したので、

そこから検診時までソワソワして過ごすことに…

 

カナダだと何か異常が無い限りエコー検査は二回しかやらないので、

20週目くらいのエコーで性別が分からなかったら生まれるまでのお楽しみになってしまいます。

性別がハッキリ知りたい!という方はNIPT受けるのもひとつの手かもしれません。

保険に加入するまで

こんにちは!

前回の続き。私が保険に加入するまでの流れです。

 

●BC州の公的保険(MSP)
前回の記事にもちらっと書きましたが、カナダ人じゃなくても半年以上の就労・学生ビザがあれば加入できます。
私はワーホリの時それを知らなくて(というか語学学校に入るために既に民間の学生保険に加入していたのでわざわざ調べなかった)、気付いた時にはもう残り半年切ってしまっていたので申請はしませんでした。

 

詳しい加入条件などはこちらのサイトが分かりやすくまとまっているのでご参考に!

Canada Journalさま

canadajournal.com

LIFE VANCOUVERさま

lifevancouver.jp

 

●私の場合
大まかなMSP取得までのスケジュール

就労ビザ申請(7月)
↓ 約4ヶ月
就労ビザ承認、MSP申請(11月)
↓ 1~2ヶ月
MSP承認!(1月)

という流れになるはずが通常なら4カ月ほどで降りるはずのビザがコロナの影響で遅れに遅れ…
これ間に合わなかったらとんでもねぇぞ??と思ってビザ申請でお世話になってるエージェントに相談するも「待つしかないですね」との回答で。


いや間にあわなかったらヤバいんだけど??^^


と自力で調べた結果、配偶者のMSPに付属するかたちで取得できるらしいことが分かりまして、大急ぎで手続きしました。


いやエージェントの意味ww結構な金額払ってるんですけど??www


と、心の片隅で思いましたが取得できたから結果オーライです。
他力本願は良くないね。自分でなんとかしないと。

 

 

●手続きの方法
配偶者やコモンローのスポンサーがMSPに加入していれば申請ができます。
申請完了から承認までの期間は1~2ヶ月ですが、オンラインで手続きするより電話で問い合わせた方が早いらしいのでお急ぎの方は電話の方がいいかもしれません。
(ただしめちゃくちゃ繋がらない&担当者によって対応に差があるらしい)

 

カナダ政府のHPから変更手続きができます。

www2.gov.bc.ca

 

私の場合はまだ書面のビザが降りていなかったので、政府から届いた「ビザの申請を承りましたよ」レターとパスポート諸々を添付して承認されました。
必要な書類はステータスによって違うのでHPをご確認ください。

 

「MSP承認されましたよ」のレターが来てから1週間くらいでケアカード(保険証)が届くらしいのですが、こちらも多分コロナの影響で配達が遅れ…
検診の前日になってもまだ来なかったので、レターに記載されていた番号に電話で問い合わせたらカードの番号を教えてくれて、それを産院に伝えたら保険適用されました。

 

タダって素晴らしいな!!

 

 

●まとめ
こんなギリギリで手続きする人あんまりいないと思うけど…
(ちなみに私の友人で同じような手続きした人がひとりいます笑)

妊娠はほんと授かりものですから…計画的にことが運ぶとは限らないのでね。


カナダで出産するなら保険は絶対あった方がいいので、これから申請する方の参考になれば幸いです。

お金の話

いきなりお金の話で恐縮ですが…
みんな知りたいですよね?

私は知りたかった!

 

●カナダでの出産費用
このブログをご覧の大抵の方はもうご存じのことと思いますが、カナダでの妊娠・出産にかかる費用は基本的に無料です。


すばらしい!!


ただし、これは州の公的保険に加入している場合。
では無保険の場合はどうなるのか、その辺の話をしていきたいと思います。

 

 

●無保険だといくらかかるの?
妊娠発覚当初、私は永住権(と就労ビザ)の申請中で無保険状態でした。
一応申し訳程度にビジター用の保険には入っていましたが、妊娠にかかる費用は対象外。
(ですが、確か出産後に入院するといくらかもらえたはず?)
正直焦っておりました。
ネットで色々調べても「カナダはなんと出産無料!!」しか出て来ず…
無保険だと具体的にいくらかかるのか、古い情報しか出てきませんでした。


そりゃそうだ。


そんな計画性の無い人あんまりいないよね…
とういわけで、保険が降りる前に妊娠が分かった方のご参考になればと病院からもらった費用一覧を載せます。

 

 

●費用一覧
※出産する医療機関によって異なります
※BC州における2019年のレート

母親にかかる費用:$3760/日
部屋代:$2150
赤ちゃんにかかる費用1人につき:$1945/日
投薬・麻酔代など:$3000

合計:$10,855

ちなみにこちら、自然分娩の場合なので、帝王切開になった場合は約2倍かかります。
カナダでは自然分娩だと基本的に1泊で帰されますが、帝王切開だと最低2日の入院になるので部屋代やら何やらが単純計算で2倍になります。
もちろん、経過が悪く入院日数が延びればその分部屋代が上乗せたれていきます。

 

そしてこちらは出産する病院に支払う費用なので、産婦人科医に支払う費用が別途発生します。
こちらも産婦人科医によって異なりますが、私の通っているところだと、

分娩代:$7500
初診代:$550
検診代:$120

といったかんじです。
なので分娩だけで最低でも$20,000(1カナダドル=80円計算で160万くらい)はかかるということですね。

 

ちなみに、保険に加入していなくても就労ビザや学生ビザがあると割引になりまして、

母親にかかる費用:$1600/日
部屋代:込み
赤ちゃんにかかる費用1人につき:$847/日
投薬・麻酔代など:込み
合計:$2447

になるらしいです。
親切!


ですが、期間が半年以上の就労ビザ(ワーホリ含む)を持っていれば保険加入できるので、是非そちらをお勧めします。

 

更に、保険が無いと出産までの検査代も全て実費になるので、

エコー検査:$300~$800くらい/1回(2回は必須)
血液検査:8項目で$200くらい
尿検査:$40くらい

が都度かかります。

 


●結論
保険に加入しましょう。
私は妊娠5ヶ月目くらいにやっと保険が降り、検診代がタダになった日は嬉しすぎて帰りにパンケーキ食べました。
産科医に払う分娩代もデポジットみたいなかんじで予め払っていたので(踏み倒し防止だと思われる)、返ってきた時は嬉しかったなぁ…


長くなっちゃったので、保険に加入するまでのお話はまた次回!

 

↓私が申し訳程度に加入していたビジター保険

申し訳程度と言いつつオンラインですぐ手続きできるし便利。使わなかったけど。

(今見たらコロナ保障も追加されてました)

BIISビジター保険

www.biis.ca

ごあいさつ

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はじめまして、ヒカリともうします。

このコロナ渦の折り、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

私はいまカナダの西側の都市、バンクーバーに住んでおりまして2021年1月で妊娠9ヶ月になります。

このブログではバンクーバーでの妊娠出産、そして子育てについてのんびり発信していきたいと思います。

また、ワーホリでの渡航やバンクーバーのおすすめスポットについても書いていきたいと思っていますので、

これからカナダに渡航予定の方やコロナでどこにも行けなくてつまらないなーと思っている方にも楽しんで頂けたら幸いです。

 

それでは、よろしくおねがいいたします。